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千駄木のお屋敷「旧安田楠雄邸」見学のつづき。
では、ボランティアのガイドさんによる見学スタート。 このお宅、構造材には「栂(つが)」を使用。 高級な日本家屋といえば「檜(桧・ひのき)」のイメージだけど 材の貴重さでヒノキを上回るのが栂。 そして、これを使って建物を建てることを「栂普請」。 ヒノキは植林されているから、昔ほどではないとしても これからも建築材としてある程度使い続けていくことができるけど 栂は自然林のみなので、ヒノキよりも材として貴重(高価)なんだって。 さて、正面玄関(←使用できるのは正式なお客様と主人のみ)から上がり すぐにあらわれるのが応接室。 明治時代の洋館は欧米の様式を踏襲したものが多いのだけど 大正時代になると、この応接室のように日本風に崩したスタイルも登場。 (キッチリとシンメトリーにしないスタイル) そしてこの部屋だけは栂(ツガ)ではなく、 「くるみ(ウォールナット)」を使用。 でね、「くるみ」といえば.........そう、リス! 和室なら床柱にあたる、無垢の白くるみの柱に彫られているのは くるみを手にしたリスなのでした。 いいね~♪ ちなみに、応接室の暖炉の真裏、廊下に面した壁は和紙の仕上げ。 暖炉の熱を防ぐ(防火・耐熱性を高める)ために石粉を混ぜて漉いた和紙。 さて。細長い敷地にあわせて建てられた建物は、廊下が長い。 客人が入る「客間」までの廊下は畳+板間。 お客様は畳の上を歩き、家族や使用人さんは端の板間を使っていたそう。 気持ち内股気味に、静かにすべるようにサササッと 板の間を歩いてみるうーすけ。安田邸の女中さんごっこ、なのである。 廊下のつきあたりは「残月の間」と呼ばれる客間。 障子・ふすまをはずせば、 次の間や縁側とあわせてゆうに50人は座ることができる大きさ。 ここからの眺めを重視して設計された庭は石組みで水の流れを表現。 (細長い敷地ゆえ、池をつくって....は難しかったそう) 床の間には、ひな祭りには雛人形が展示されるらしいのだけど この七段飾りはね、「永徳斎」がこの床の間にあわせてつくったもの。 *永徳斎(えいとくさい)は宮家や財閥家が顧客だった日本橋の人形師。 客間に続く茶の間からは家族のスペース。 当初はお抱えコックさんがいたという台所は、北向きにもかかわらず 天窓と大きな窓のおかげで明る〜い☆ アイランド型に改造されたキッチンは「鈴木式」と呼ばれるタイプで 日本におけるアイランドキッチンのはしり。 (住居史か台所史かなにかの本で見たことあるある) 食器棚手前の床板をあげると、大きな床下収納。 建築時のままというコンクリは安藤忠雄建築もビックリの美しさ! *建物の基礎(土台)はすべてコンクリ。当時はビルでもなければね.....
by kunozou-wan
| 2009-03-30 17:39
| →建築系
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