うーすけ・おーすけ
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ホテルに預けていたデミオちゃんに乗り、最上川を越え。。。
「土門拳記念館(酒田市写真展示館)」に到着。 酒田出身の写真家故土門拳氏の全作品を収蔵・展示する日本で最初の写真美術館。設計を担当した谷口吉生氏はこの作品で日本芸術院賞を受賞している(酒田観光ガイドブックより) そうそう、おーすけの大好きな谷口さん設計の建物なのよ! 水平・垂直ラインがピシピシッで前面に水面、というあたり、いかにも谷口さん。 作品観賞の邪魔にならないよう、空間構成も意匠もシンプルな設計。 仕上げは 重量感を出したいところはコンクリート打ちっ放し、 それ以外は花崗岩を用いて軽快さを表現しているそう。 建物内には土門氏と親しかった芸術家たちの作品がちらほら。 正面入口の銘板は亀倉雄策氏(あの東京オリンピックのポスターの人!) 中庭の彫刻と作庭はイサム・ノグチ氏 中庭とは別の庭の作庭は勅使河原宏氏。 (丸みをおびた石が斜面に敷き詰められている作品で 数時間前に見てきた「旧鐙屋」の「石置杉皮葺屋根」を思い出したりして) なんとも贅沢〜!な記念館(美術館)なのですよ。 特別企画展の真っ最中で 土門作品はほんの少ししか展示されていなかったのが ここを訪れたのが初めてのうーすけとしては、ちょっと残念。。。 大学の設計製図の最初のトレース課題が、まさにこの建物だったおーすけは (うーすけの最初の課題は誰かの山荘だったような。。。) 3回目にもかかわらず あっちに座ったりこっちに立ったりしながら“建物”にうっとりちゃん。 この10数年の間に一帯が飯森山公園としてきれいに整備され 周辺の雰囲気がずいぶんかわったことには衝撃をうけていたようだけれど。 (竣工当時の全景写真を見るとびっくりするよ) ちなみに 池とグラウンドをはさんではす向かいに建つのは 同じく谷口さん設計の「酒田市国体記念体育館」なり。 記念館とは機能もスケールもまったく異なるので 意図的にデザインをかえているんだって。ふーん。 *おまけ 谷口さん設計の豊田市美術館とか上野の法隆寺宝物館の前池は 静かな水面というか巨大な水盤っぽいんんだけど 土門拳記念館の場合、まさに人工“池”。 ↑こんなのがエサを求めてうじゃうじゃ。。。 いや、わるくはないんだけど、なんかちょっとイメージが。。。
by kunozou-wan
| 2010-08-13 23:58
| →日本
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